松岡茉優“キャラチェンジ”図るも失敗… 仕切りっぷりに男性陣からつっこみ
女優の松岡茉優(20)が28日、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた映画『サムライフ』の初日舞台あいさつに、主演の三浦貴大をはじめ、加治将樹、柾木玲弥、山本涼介、森谷雄監督、原作者の長岡秀貴氏と共に出席した。松岡は一番年下であることを強調し、妹キャラを希望したものの、映画の内容の話をしない登壇者たちに「今日は映画の初日! 作品の中身の話をしましょう!」とバラエティー番組で見せる名司会ぶりを発揮し「やっぱり母親キャラだね」と言われていた。
本作は、長野県の高校教師が、理想の学校を作るという夢のために、学校を退職し、認定NPO法人を立ち上げるまでの経緯をつづった長岡氏の自叙伝の映画化。「自分で生き方を決める」という理想の学校設立のために奮闘する若者たちの姿を描く。
舞台の仕事のため、他のメンバーより遅れてクランクインしたという松岡。「男の人の中に女一人だったので、最初、野球部のマネージャー的な感じでいくか、『こういう感じ慣れていま~す』という大らかなイメージでいくか悩んだんです」とキャラを作り込んで現場に臨もうとしたことを明かしたが、「でも、(男性陣が)いきなりホコリだらけの手でご飯食べているのを見て、『手を洗いなさい!』って言ってしまって……」と、その時点で母親キャラが確定してしまったことを悔いる。
それでもメンバーの中では年下の松岡。「やっぱり妹キャラがいいですよね」と軌道修正を試みていたようだが、三浦や加治をはじめ男性陣が壇上で少年のようなノリではしゃぐ姿に「今日は映画の初日なんですから。この作品の内容を話しましょう」と場を仕切り、すると森谷監督や三浦は目を合わせ「やっぱり母親キャラだよね」とつぶやき会場を笑わせていた。
「8年前、原作と出会ってから、映画にしたいと思っていました。こうして初日を迎えられて感無量です」と森谷監督が感謝を述べると、三浦も「社会問題も要素として含んでいる映画。何とかしようと行動している人に目を向けるきっかけになってもらえれば」と作品に込めた思いを語った。(磯部正和)
映画『サムライフ』はヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次公開中