『ソロモンの偽証』中学生キャスト、カメラ男とパトランプ男に役者として感銘!?
新宿ピカデリーで行われた『ソロモンの偽証 前篇・事件』『ソロモンの偽証 後篇・裁判』前後篇イッキ魅上映会に「NO MORE 映画泥棒!」キャンペーンで知られるカメラ男とパトランプ男が乱入、そのぶれないたたずまいで、中学生キャストたちから尊敬のまなざしを受けるというひと幕があった。この日は藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、成島出監督らが来場した。
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ある中学校で起こった不可解な生徒死亡事件の真相を追い求めるため、女子生徒が学校内裁判を開くさまを描き出した宮部みゆきのベストセラー小説を『八日目の蝉』の成島出監督が映画化した本作。この日は前後編2部構成となる同作を続けて観賞できるめずらしい機会となった。前編の上映が終了後、実際に映画に出演していた中学生キャストたちがステージに登場すると、映画を鑑賞したばかりの観客からは大きな拍手がわき起こった。
本作で主人公を務める藤野が「とても緊張していますが、前編はどうでした?」と呼びかけると、会場は大きな拍手で返答。それを受けてようやく笑顔を見せた藤野は「うれしいですね。これからも頑張りますんでよろしくお願いします」と頭を下げた。
また、お笑いコンビ「まえだまえだ」の兄として知られる前田は「撮影中はずっと自分の役のままでいなさいと監督に言われて。最初は集中するのがしんどかった」と振り返ると、藤野も「野田君(前田)が言ったとおりで、学校に行くときや私生活でも(役柄の)藤野涼子でいようと。撮影が終わった今でも抜けられない。今も藤野涼子のままですね」と付け加える。
そんな中、3月1日から始まる「映画ツイートデー」キャンペーンのPRのためにカメラ男が突如、舞台あいさつに乱入。クネクネダンスで場内の盗撮を繰り広げるカメラ男だったが、そんな彼を逮捕すべく、パトランプ男も登場。スクリーンを飛び出して行われた大捕物に、板垣も「興奮していますね。映画を100何本か観た中で、1番観た俳優さんです」と興奮した様子。さらに「2人はずっと役に入っていて。本当にすごいなと思いました」と2人の集中力に感銘を受けるというひと幕もあった。(取材・文:壬生智裕)
『ソロモンの偽証 前篇・事件』は3月7日、『ソロモンの偽証 後篇・裁判』は4月11日に全国公開