ソニン、妖艶な花魁姿をお披露目
歌手・女優のソニンが6日、天王洲 銀河劇場にて上演される市原隼人の初主演舞台「最後のサムライ」の会見に市原らと出席。本舞台では江戸吉原の遊女・小稲と長岡の遊女・紅小壺の二役を演じており、花魁姿を報道陣に初お披露目した。
派手な衣装ながら、着こなしや身のこなしも危なげなく雰囲気たっぷりのソニンは、遊女役について聞かれると、「毎回サムライさんたちが戦っている中で一人ゆったりとして、派手やかな衣装で、舞台のいいアクセントになっていればいいなと思っています」とにっこり。
5年ぶりの舞台で初主演を飾る市原は、そんなソニンの横で座長として少々緊張気味だったが、口を開くと「舞台は役者としてのありがたさを学べる貴重な場所。脚本家も演出家もキャストも素晴らしい方ばかりで幸せ」と力強くコメント。
徳川幕府が終わりを迎え、明治維新の荒波が押し寄せる動乱の時代に武士道を最後まで守り抜いた“最後のサムライ”河井継之助を演じるため、河合の暮らした新潟県長岡市を訪れるなど、初主演舞台への意気込みも十分で、「どういう暮らしをされていたのかとか、実際に長岡市の空気を吸いながら一人考えておりました」と役づくりについてしみじみと語った。
演出のイヴァン・キャブネットはそんな市原について「本当に素晴らしい役者。頭も良いし、稽古でもみんなのリーダーを一生懸命務めてくれていた」と絶賛。市原もイヴァンの期待に応えるべく「全てはお客様のため。良い意味で皆さんの期待を裏切れるような作品にしたい」と闘志を燃やしていた。
会見には市原、ソニン、イヴァンのほか、徳山秀典、中村誠治郎、阿久津愼太郎(D-BOYS)、オレノグラフィティ(劇団鹿殺し)、猪野広樹、山内圭輔、岡本玲、辻本耕志(フラミンゴ)、永島敬三、藤尾勘太郎(犬と串)、久ヶ沢徹も出席した。(取材・文:名鹿祥史)
舞台「最後のサムライ」は15日まで天王洲 銀河劇場にて公演中