『プラダを着た悪魔』続編の可能性は? アン・ハサウェイが語る
最新作『ブルックリンの恋人たち』が13日に日本公開される女優のアン・ハサウェイが、主演と初のプロデュースを務めた本作への思いや、人気作『プラダを着た悪魔』の続編の可能性について語った。
『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアンの新作は、音楽を通して、偶然に出会った二人の恋を甘く切なく描いたラブストーリー。アンが主演した『プラダを着た悪魔』で監督アシスタントを務めていたケイト・バーカー・フロイランドが長編で初メガホンを取る。
アン主演の『レイチェルの結婚』の監督であり、本作の製作を務めるジョナサン・デミから「この作品をプロデュースしないか」と脚本が送られ、監督がケイトであることを知ったというアンは、「脚本に彼女の名前を見つけて興奮したわ。『プラダ』のときは、まだそんなに彼女のことをよく知らなかったけど、この作品で彼女のことをとてもよく知ることになったの。彼女は人間的に素晴らしい人で、お互いすごく気が合ったわ」と語る。
前作『インターステラー』とは対照的な新人監督のインディーズ作品に出演した理由については、「映画に出演するときに作品のサイズのことを考えたりしないわ。実績のある監督の作品の場合は、役以上に監督が一番重要。でも、初監督の作品の場合、脚本がしっかりしていることが重要なの。わたしは、この作品が、今までに映画の中で見たことのない人生の瞬間や、途方に暮れたときに、見知らぬ人だけが助けになるという経験を描いている点に惹(ひ)かれたの。それと音楽が心を癒やしてくれることにね」と明かした。
最後に、2013年に出版された『プラダを着た悪魔』の続編となる小説「Revenge Wears Prada: The Devil Returns」の映画化の可能性について聞いてみると、「まだ誰もわたしに(主人公の)アンディ・サックスをまた演じてほしいと頼んできていないから、その作品は期待しないで。でもだからといって、ないとは限らないけどね」と笑顔を見せた。(取材・文:細谷佳史)
映画『ブルックリンの恋人たち』は3月13日より全国公開