デニス・ホッパーさんの遺作が完成に向けて支援者を募集!
故デニス・ホッパーさんの未完成の遺作『ザ・ラスト・フィルム・フェスティバル(原題) / The Last film Festival』が、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」によって製作資金を集め、完成に向けて始動していることが The Hollywood Reporterほか複数のメディアで報じられた。同作で監督を務めたリンダ・イェレオンが3月10日にKickstarterキャンペーンを立ち上げ、9万ドル(約1,080万円)の製作資金を募っている。(1ドル120円計算)
リンダは、ハリウッド・レポーターの批評家としてキャリアをスタートさせ、1970年代にニューヨーク映画祭で、ジョージ・ルーカスの『THX-1138』、マーティン・スコセッシの『イタリアン・アメリカン(原題) / Italian American』に次いで3位に入賞したことがある人物。同サイトによると、これまで12本の映画作品を手掛け、テレビ映画では「ファニア歌いなさい」「ロイヤル・ロマンス/ダイアナ世紀の恋」にも関わってきたという。
本作は、映画界を風刺した作品で、デニスさんはニック・トゥエインという伝説のプロデューサーを演じる。最も興行に失敗した映画を抱えるプロデューサーに成り下がったものの、小さな街で再起を図るために映画祭を立ち上げるという役どころのようだ。
製作資金の提供者には、プレミア招待チケットやサイン入りの脚本などが贈られる可能性があるとのこと。どのような映画に仕上がるか楽しみだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)