ロバート・ダウニー・Jr、右腕のない少年にアイアンマン風の義手をプレゼント
映画『アイアンマン』のロバート・ダウニー・Jrが、アイアンマンことトニー・スタークとして、右腕のない7歳の男の子にアイアンマン風の義手をプレゼントし、その時の様子をツイッターで公開した。
ロバートは、3Dプリンターで義手を作るボランティア団体Limbitless Solutionsと組んで、スーパーヒーローの大ファンである男の子アレックス・プリングくんに無料で新しい義手をプレゼント。
アレックスくんは当日、生物工学の専門家に会うと伝えられていただけであり、まさか大好きなキャラクターに会えるとは夢にも思っていなかった様子で、ロバートを前にして「誰だかわかるかな?」とLimbitless Solutions創設者のアルバート・マネロ氏に尋ねられると、「アイアンマン!」と笑顔で答え、ロバートもガッツポーズを見せている。
厳重なシルバーの箱に、アイアンマンのボディースーツにインスパイアされた義手が入っており、ロバートはすかさず、「僕のやつより君のやつの方が良いかもしれないな」と冗談交じりに話し、アレックスくんはその義手を身に着けるやいなや、うれしそうに義手の調子を確認していた。
マネロ氏は「マーベルは僕たちのやっていることを認めてくれているんだ。僕たちのデザインは彼らに見せているよ。トニー・スタークも認めた義手だね」とPeople.comにコメント。通常、義手はおよそ4万ドル(約480万円・1ドル120円計算)掛かるとされ、その上頻繁に取り換えなくてはいけないことから、保険会社もその費用の負担を断ることが多いという。マイクロソフトのThe Collective ProjectもLimbitless Solutionsを支援しており、そのおかげで350ドル(約4万2,000円)で義手を提供できているそうだ。
Limbitless Solutionsは、映画にインスパイアされた義手は、それを身に着ける子供たちに笑顔を届けるのだという理念のもとに、先月も7歳の男の子に、『スター・ウォーズ』のストームトルーパー風の義手をプレゼントするなどしている。(編集部・石神恵美子)