桐谷美玲×山崎賢人×坂口健太郎『ヒロイン失格』撮影現場に潜入!
桐谷美玲、山崎賢人、坂口健太郎の共演で幸田もも子の同名人気漫画を実写化する映画『ヒロイン失格』の撮影現場が報道陣に公開され、三人の現場での様子や胸キュンシーンなどが明らかになった。
本作は、主人公・松崎はとり(桐谷)と幼なじみの寺坂利太(山崎)、学校一のモテ男・弘光廣祐(坂口)の三角関係を描くロマンチック・コメディー。『ハンサム★スーツ』などの英勉監督がメガホンを取った。
2月某日、神奈川県のある学校の食堂で行われたのは、利太が嫌いなトマトをはとりの皿に移してじゃれあうシーンや、はとりの恋のライバル・安達未帆(我妻三輪子)が不良に絡まれているところを利太が助けるシーン、はとりが親友の中島杏子(福田彩乃)に廣祐へのサプライズ計画を明かすシーンなどの撮影。撮影のために暖房が切られ、肌寒い現場であったが、制服姿で生足を出した桐谷をはじめとしたキャスト陣は、ムードメーカーの英監督が作り出す温かい雰囲気の中笑いを交えながら撮影に挑んでいた。
主人公を演じる桐谷は、緩急が効いた小気味よいセリフまわしでコミカルなキャラクターを熱演。監督もOKと共に「最高だ」と太鼓判を押していた。山崎も、ぶっきらぼうでありながら、母性本能をくすぐるようなかわいらしさを持ち合わせたキャラクターを見事に表現し、時折見せる笑顔で周囲を魅了していた。そんな二人がトマトをめぐってじゃれあうシーンは、本当の幼なじみのように無邪気に戯れる二人に、思わず周囲が笑みをこぼすほほ笑ましい場面となった。
我妻と山崎のシーンは、セリフを言い終わった後に見つめ合う二人を見た監督が「ラブってるね」と声を掛けるほど、胸キュンな雰囲気を凝縮したシーンに。そんな彼らを映すカメラは複数台用意され、撮影角度を変えたテイクを重ねるなど、それぞれの人物の表情を逃さぬように丁寧に撮影が進行していく。
はとりのサプライズ計画シーンでは、ひそかにそれを聞いていた坂口が桐谷の耳元で「楽しみにしてる」とささやくというドキドキの展開が繰り広げられ、その出来栄えは監督が「カッコイイな、アンタ!」と思わず口にするほど。また、坂口の前に座るエキストラを指名した監督は、緊張する青年に積極的に話し掛け、明るい現場になるよう気を配っていた。小道具の野菜ジュース片手にそれを見ていた坂口も、待ち時間に青年に話し掛けたり、山崎の演技を片隅でチェックしたりと真剣な様子を見せていた。(編集部・吉田唯)
映画『ヒロイン失格』は今夏、全国公開