蒼井そら、タイのイケメン俳優を「タイプじゃない」とバッサリ
セクシー女優の蒼井そらが出演したタイ映画『アイ・ファイン、サンキュー、ラブ・ユー』が第10回大阪アジアン映画祭コンペティション部門で上映され、蒼井とメート・タラートン監督が舞台あいさつを行った。
セクシー女優のみならず、加藤鷹もチャップマン・トー主演の香港映画『3D豪情(原題)』(2014)に出演するなど、日本のお色気タレントたちのアジアでの活躍は目覚ましい。中でも蒼井は先駆者的存在だ。中国での人気の高さは知られているが、タイも同様で、タイ映画への出演は第8回大阪アジアン映画祭で上映された『夏休み ハートはドキドキ!』(2008)に続いて2作目。本作は昨年12月にタイで公開され、記録的ヒットとなっている。
本作は英語が苦手な青年ジムと、英会話の美人教師プレーンが丁々発止やりあいながら恋へと進展するラブコメディー。蒼井はプレーンの友人であり、ジムの元カノでもあるという、皮肉にも2人のキューピッドとなる役どころだ。下ネタもおバカギャグも満載で、この日改めて日本語字幕版で観賞した蒼井は「日本語字幕で改めて見ると、本当にくだらないですね(笑)」と一刀両断し、場内を爆笑させた。
起用理由について、タラートン監督は「いつもキャスティングをするときに重視していることが2点あります。演技力と、キャラクターに合っているかどうか。蒼井さんはその2つを兼ね備えていた」と言う。とはいえ蒼井のセリフは英語。ヒアリングは問題ないが話すのは苦手だそうで、物語同様にプレーン役のプリーチャヤー・ポンタナーニコンに教わりながら撮影に挑んだ。蒼井は「彼女はかわいくて頭も良くて、本当に助かりました」と屈託のない笑顔を見せた。
このプリーチャヤーとジム役のサニー・スワンメーターノンはタイのアイドル的人気俳優。特にサムはタイとフランスのハーフというイケメンだ。だが蒼井の趣向とは異なるようで、「サニーはハーフでキレイな顔をしているけど、『わたしのタイプじゃないよ』とサニーに話しました」とこちらもバッサリ。海外の仕事でも臆することなく飛び込む蒼井のキャラクターが、国境を超えても支持されていることをうかがわせた。
最後に蒼井は「タイ映画は楽しい作品が多いので、応援してほしいですね」とアピール。上映後は監督と一緒にサイン会を行い、観客との交流を楽しんでいた。(取材・文:中山治美)