大島優子、鈴木おさむ舞台で“美幸”役に挑戦
元AKB48の大島優子が、人気放送作家・鈴木おさむが妻・大島美幸(森三中)のいじめ体験を基に、「無償の愛」をテーマに描いた舞台「美幸」で、タイトルロールでもある美幸役を務めることがわかった。大島は本舞台で、ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」などで知られる俳優の鈴木浩介と共に二人芝居に挑戦。2016年5月に東京(本多劇場)、大阪(サンケイホールブリーゼ)にて上演される。
2012年、2013年に山崎樹範と鳥居みゆきの共演で上演され、2014年には鈴木おさむ初の恋愛小説として出版された本作。新聞社主催の書道コンテストで優勝し、メディアに取り上げられて目立ってしまったことがきっかけで、学校で執拗(しつよう)ないじめに遭い、一人ぼっちで悲惨な学生生活を送ってきた美幸が、大人になり会社で出会った元役者の雄星に自分の過去と同じ境遇を感じて、彼に無償の愛をささげることを誓うが、次第にエスカレートしていくさまを描く。
「以前から、作品によって様々な表情を持つ鈴木浩介さんの演技に憧れていました」という大島は、「今回ご一緒できて大変光栄です。舞台上の二人芝居でどういう世界を作れるか今から楽しみで、興奮しています」と喜びのコメント。「いかに衝撃的に、そしてリアルに美幸を演じられるか、おさむさんに身を委ねて最後まで喰らいついていきたいです」と意気込んだ。
一方、昨年9月に大島がパーソナリティーを務めたラジオ番組にゲストとして登場し、大島に舞台出演を公開オファーしていた作・演出の鈴木おさむも「自分にとってとても大切な作品を、この二人の最高の役者さんで上演出来ることを光栄に思っています。正直言って、かなり激しい舞台です! 一年ありますが、一年でさらに煮立てていきたいと思います!!」と気合十分。
美幸の憧れの存在である雄星をはじめ、男性登場人物5役を一人で演じ分ける鈴木浩介は、「おさむさんの奥様は大島さんですよね。今回ご一緒させていただくのも大島さん。ダブル鈴木、ダブル大島、不思議なご縁を感じております。まさか、僕の名字が鈴木だからキャスティングされたわけではないですよね?」と冗談めかしつつ、「おさむさん、優子さん、ご一緒させていただくのを楽しみにしております。全力で頑張ります」と語っている。(編集部・中山雄一朗)