故ロビン・ウィリアムズさん出演シーンを集めた『ナイト ミュージアム』特別映像公開
昨年8月に亡くなったロビン・ウィリアムズさんの『ナイト ミュージアム』シリーズ出演シーンとメイキングで構成された特別映像が公開された。同シリーズで“テディ”ことセオドア・ルーズベルト大統領を演じてきたロビンさん。シリーズ第3弾にして最終章『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』が、彼にとって実写映画として最後の作品になった。
『ナイト ミュージアム』シリーズは、真夜中に動き出す展示物と夜警ラリー(ベン・スティラー)が巻き起こす騒動を活写したファンタジーコメディー。テディの自己紹介シーンから始まる特別映像では、第1弾から第3弾までのテディの名シーンがメイキング映像と共に映し出され、シリーズの“心”のような存在だったロビンさんの名演に胸が詰まる。
ロビンさんとの共演はほかの出演者にも多大な影響を与えたようで、ベンは「僕はずっと彼の大ファンだったから、彼と共演するたびに興奮した。彼はとても寛大で、心優しく、誰もが同等であると感じさせてくれた」と振り返る。マクフィー館長役のリッキー・ジャーヴェイスは「彼は常に皆を笑わせようとしていた。皆というのは、ランチに何を食べるか聞きにくるようなスタッフまでも含めてその場にいる全員なんだ」とロビンさんの人柄を明かした。
また、第3弾でシリーズ初参加となったダン・スティーヴンス(アーサー王伝説の騎士ランスロット役)とレベル・ウィルソン(大英博物館の夜警役)もそれぞれに「彼はありとあらゆる映画で人を笑わせるのと同じくらい泣かせることもできた俳優だ。ロビンと共演できたことは、わたしのキャリアにとって最大の出来事になった」(ダン)、「この作品を観た時は、本当に泣いたわ。彼の演技にとても感動したから。彼は自分が出演していないシーンもずっと見ていてくれて、撮影が終わった後に何時間も話してくれたの。面白かったし、アドリブもうまかったとお褒めの言葉ももらったわ」(レベル)と故人をしのんでいる。(編集部・市川遥)
映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は公開中