佐々木蔵之介&永作博美“愛息子”の号泣に困惑
俳優の佐々木蔵之介と女優の永作博美が24日、都内で行われた映画『夫婦フーフー日記』完成披露上映イベントに、佐藤仁美、高橋周平、前田弘二監督と共に出席した。この日、佐々木と永作演じる夫婦の愛息子・ぺ~役の平井美遥ちゃん(1歳)がサプライズで登場し、場を盛り上げるも、途中からは号泣への一途で佐々木たちを困惑させた。
本作は、闘病生活をつづった実在のブログを書籍化した「がんフーフー日記」が原作。17年間友達だった夫婦が駆け抜けた闘病の日々に、映画化にあたって死んだはずのヨメがダンナの前に現れるという設定を加え、ダンナが少しずつ現実を受け入れていく過程を描く。
佐々木は「ただ単に悲しい、苦しい、絶望ではなく、希望にあふれた話。笑い泣きするくらいの台本だったのでぜひ参加したいと思った」そうで、永作も「こんなに笑って、泣いて、驚いた、忙しい台本はない。話を聞いてすぐにやりたいと思いました」とオファー受けた当時を振り返る。
しかし、撮影が始まると3週間というタイトなスケジュールな上に、子役のペースに振り回され苦労したことを告白。佐々木は、「朝はペ~様とコミュニケーションをとって、なんとかいい感じで撮影を終わらせて、早く帰られるようにした」と努力もしたそう。しかし、「ここで笑ってほしいけどお泣きになられたりとか、お休みになられたりとか……」と四苦八苦したという。そんな中、永作は「慣れていらっしゃる感じ。上手に抱っこしていましたし、きっとステキなパパになるんじゃないかなと思いました」と佐々木の健闘をたたえると、佐々木からは笑顔がこぼれた。
その後、永作へのサプライズとして、佐々木がぺ~を抱っこして再登壇。約1年ぶりの再会に、永作からは「大きい」と成長を驚く声があがり、会場は和やかな雰囲気になった。ところが、ぺ~が永作へのプレゼントとして持ってきたはずのハンバーガーのおもちゃを、永作が手に取ろうとしたところから怪しい雲行きに。ぐずりはじめたぺ~が本格的に泣き出すと、佐々木から永作にバトンタッチ。それでも泣き止まず、最終的には本当のお母さんに預けられるという結果に終わり、佐々木も永作も苦笑いするしかなかった。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『夫婦フーフー日記』は5月30日より全国公開