さだまさし、佐藤健「天皇の料理番」で17年ぶり連続ドラマ主題歌書き下ろし!
俳優の佐藤健が主演を務める4月スタートのTBS系ドラマ「天皇の料理番」(毎週日曜・後9時~)の主題歌を、シンガー・ソングライターのさだまさしが担当することが明らかになった。さだが連続ドラマの主題歌を書き下ろすのは1998年の「魚心あれば嫁心」(テレビ東京)以来17年ぶり。さらに、TBS系連続ドラマへの書き下ろしは、1987年の「親子万才」以来、28年ぶりとなる。
本作は、明治から昭和にかけての激動の時代に、西洋料理のシェフになりたいという夢を持った佐藤ふんする一人の青年が、天皇の料理番を務めるまでに成長していく姿を描くドラマ。移りゆく時代の中、包丁1本を片手に懸命に生き、周囲の人々に夢を託され成長していく主人公の物語に触れたさだがオファーを快諾。昨年12月から今年の2月まで、ツアーとその追加公演の合間を縫ってレコーディングを行い、ノスタルジーと人の温かさを描く楽曲「夢見る人」を作り上げた。
楽曲は、ヴァイオリンを中心としたオーケストラの響く壮大なバラード。今なお打ち込みによるオーケストラを使用しないさだのこだわりによって、生音の迫力を生かして制作された楽曲がドラマを盛り上げる。
「新しい楽曲を依頼されたとき、常に悩むことは<聞いたこともない新しい自分を表現する>べきか<今までの自分らしさを深く掘りさげる>べきか、なのです」というさだは、今回もその狭間で揺れたと告白。しかし、番組プロデューサーの「『主人公を支えた女性』の視線で歌えないか?」という一言で迷いが消えたという。
そのうえでさだは、「僕らは常に自分の現実と自分の夢との狭間で悩み、迷います。しかし大好きな誰かを支えようとするとき、その迷いは消えます。つまり『その人の夢を支えたい』という一点に心が定まるからです」とコメント。楽曲について「そんな風に『人を支え続ける』人への応援歌です。愛すればこそ、その人の夢を叶えたいというのは、本当に深く純粋な『愛』だと思います。誰かのために頑張る人へ、そしてその人に応えるために懸命に夢を走る人へ捧げたいと思います」と語っている。(編集部・入倉功一)
連続ドラマ「天皇の料理番」はTBS系で4月スタート 毎週日曜夜9時~