松坂桃李、ベッドシーンでは「ルパン三世」をイメージ!?戸田恵梨香が大興奮
映画『エイプリルフールズ』で共演を果たした戸田恵梨香と松坂桃李が、「とにかく楽しかった!」という撮影時のエピソードを明かした。
何げないうそが大事件へと展開していく群像劇で、セックス依存症の天才外科医・亘役に挑んだ松坂は、「あんなにゲスい役は初めてで、すごく楽しかったです。女性が待っているベッドに飛び込んでいくシーンがあったんですけど、『ルパン三世が不二子ちゃんに飛び掛かるイメージ』で、ピョーンと行かせてもらいました」とにこやかに語る。
すると隣で、「あっ、確かにルパンっぽかった!」と歓声を上げる戸田。そして、亘の子供を妊娠する対人恐怖症のあゆみを演じた彼女は、「どもってしまう場面があったんですが、やりすぎると何を言っているのかわからなくなってしまうんです。ある程度わかりやすくしながらも、その中で不器用さを表現していくお芝居は、とてもやりがいがありました」と瞳を輝かせた。
テレビドラマ「リーガルハイ」など、コメディーに定評のある石川淳一監督と脚本家・古沢良太の作品だけに、「とても愉快な現場だった」と口をそろえる戸田と松坂。中でも爆笑だったのが、亘が別の女とデートしているレストランに乗り込んだあゆみが、拳銃を握って大暴走するシーンの撮影。戸田は面白さのあまり、何度もNGを出してしまったそうだ。
「接客係のユースケ(・サンタマリア)さんが紙ナプキンを使って銃を取り上げるとき、『ゼヤッ!』ってアドリブを入れたんです。でも、ユースケさんが気合を入れて掛け声を言うたびに、隣の戸田さんが『キャハハ』って笑うんですよ。そのせいで、ユースケさんの表情がヘニャってなっちゃうんです。『もう、勘弁してよ!』って嘆いていました(笑)」と松坂にNGを暴露された戸田は、「わたし、どの撮影現場でも笑いをこらえられないんです」と苦笑い。そんなNGシーンも含め、二人は心から撮影を楽しんでいた様子だった。(取材・文:斉藤由紀子)
映画『エイプリルフールズ』は4月1日より全国公開