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薬師丸ひろ子、高倉健さんへの思いを込め「セーラー服と機関銃」を熱唱

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写真は会場となった桜坂劇場
写真は会場となった桜坂劇場

 「島ぜんぶでおーきな祭 -第7回沖縄国際映画祭-」の最終日となった29日、「桜坂映画大学 アイドル科」と題して、薬師丸ひろ子がデビュー作にして故・高倉健さんと共演した映画『野性の証明』が沖縄県那覇市の桜坂劇場で上映され、薬師丸本人がゲストとして登壇した。

 芸人たちがマイクを片手に感想やツッコミを入れながら、観客と一緒になって映画を鑑賞する沖縄国際映画祭の名物企画「桜坂映画大学」。上映後、舞台袖から薬師丸が姿を現すと、司会を務めた芸人たちは「泣きそうになる」(バッファロー吾郎A)、「生きていて良かった」(サバンナ八木真澄)、「こんな贅沢なことはない」(ブラックマヨネーズ小杉竜一)と一様に興奮気味。

 デビュー作となった本作について薬師丸は「右も左もわからないまま入った第1作」「学校をたくさん休んで取り返しのつかないことになってしまった」と当時の戸惑いを述懐し、同時に「地方へ行っても毎日ご飯に連れて行ってくれて大事にしていただいた」「24時間を支えてくださった」と高倉健さんとの思い出を語った。

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 他にも「お魚はほとんど召し上がらないでお肉をよく召し上がっていた」「いつも撮影の帰りにコーヒーショップへ寄って帰って、血を流した大けがの扮装のまま飲んで帰ったこともあった」と撮影裏での健さんについて明かし、「高倉健さんという偉大で素晴らしい俳優が映像に残っている姿を今一度皆さんが観てくださる、本当にすてきな機会」と本企画への感謝を述べた。

 「(高倉さんは)よく(他の人に)憧れるという話をしていました。『あの人カッコいいな』とか『あの映画の中のあの役、カッコいいな』って。こんなにみんなに好かれて慕われる大スターが、憧れの人を持つということがわたしはそばで聞いていて、本当に高倉さんのすてきなところだなと思いました」。

 最後にこう語った薬師丸は、「わたしの気持ちを歌にできたら」と前置きして、アカペラで「セーラー服と機関銃」をフルコーラス歌い上げ、すすり泣きの聞こえた桜坂劇場の観客からは「また来てください!」「ひろ子さんありがとう!」といった声が飛んでいた。(長谷川亮)

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