鎖につながれたA・ホプキンスの不敵な笑み!ビール会社ハイネケン経営者誘拐事件の映画化、予告編公開
1983年に起きたビール会社「ハイネケン」の経営者誘拐事件の真相に迫った本格サスペンスミステリー映画『ハイネケン誘拐の代償』の予告編が公開され、名優アンソニー・ホプキンスがふんする、人質でありながらその老獪(ろうかい)さで犯人たちを翻弄(ほんろう)するハイネケンの姿が明らかになった。
オランダ・アムステルダムを舞台に、世界屈指の大富豪フレディ・ハイネケンが犯罪経験のない幼なじみの5人組に誘拐され、史上最高額(当時)の身代金が要求された大事件の知られざる真実を描いた本作。『ミレニアム』シリーズでメガホンを取ったダニエル・アルフレッドソン監督が、エミー賞受賞の犯罪ジャーナリスト、ピーター・R・デ・ヴリーズのベストセラー本を基に映画化した。
今回公開された予告編は、綿密かつ大胆不敵な誘拐計画を実行した犯人たちが、彼らを恐れるどころか要求を突き付け、「これこそゲームだ」と自らが置かれた状況を楽しんでいるかのようなハイネケンによって追い詰められていくさまを映し出したもの。緊迫感に満ちたハイネケンと犯人たちのやり取りや、恐怖すら感じさせるハイネケンの不敵な笑みに目を奪われる。
追い詰められ、仲間割れを始める誘拐犯にふんしたのは、ジム・スタージェス、サム・ワーシントン、ライアン・クワンテン、マーク・ヴァン・エウウェン、トーマス・コックレルの5人。彼らとアンソニーの演技合戦にも期待したい。(編集部・市川遥)
映画『ハイネケン誘拐の代償』は6月13日より新宿バルト9ほか全国公開