人気声優・花澤香菜、初主演の実写映画公開に歓喜!再挑戦にも意欲
人気声優の花澤香菜が28日、東京・テアトル新宿で行われた初主演実写映画『君がいなくちゃだめなんだ』の初日舞台あいさつに出席。ハードスケジュールにまつわるエピソードなどを語った。この日は共演の小木茂光とムラカミタツヤ監督も登壇した。
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作品の出来栄えに「作品全体として、観た後に優しくなれる映画に仕上がっていて、とてもうれしいと思いました」と満足した様子を見せた花澤は、立ち見も出るほどの初回上映の盛況ぶりにも大喜び。フォトセッションでは、うれしそうに「皆さんで『君がいなくちゃだめなんだ』ってさけんで、腕を上げて写りましょう! いいですか?」と率先して撮影に臨む場面も見られた。
本作は、人気声優である花澤が、実写映画初主演を務めた中編。絵本作家の娘と、失踪した父の年月を経た関係を中心とした、不思議なストーリーが展開する。花澤は「箱庭的で複雑なストーリー構成だけど、根本で伝えたい『優しい気持ち』はシンプルなもの。皆さんに伝わるものはあると思います」と作品をアピールした。
52分という尺ならではのハードな撮影は、昨年12月の寒さの中で5日間という短期間で行われたという。そのときのつらさを回想した花澤は「泣いちゃう」と一言。しかし、実写映画へのチャレンジに対しては、「初めての挑戦がこんなに温かい作品で、本当に恵まれていると思います」と語り、ポジティブにこの機会を受け止めたことをうかがわせた。
一方で、朝が早いロケのスタート時には声が小さくなっていたというエピソードが明かされると、少し照れながら「すいません、テンションが低いというわけではなかったけど、『集中せねば』と思っていまして……」と苦笑い。しかし、撮影については「今回はキャラを、わたしを意識してつくってくださったこともあり、役づくりなどスムーズに進みました。いろんな刺激になったので、新しい挑戦って大事だなと思いました」と振り返り、実写での活動についても「機会があれば、例えば素のわたしとは違うキャラクターなどもやってみたいです」と積極的な姿勢を見せていた。(取材・文:桂伸也)
映画『君がいなくちゃだめなんだ』はテアトル新宿にて先行上映中、4月4日よりMOVIX仙台、シネ・リーブル梅田ほか全国公開