米映画界大御所ワインスタイン兄、セクハラ容疑で取り調べ
ミラマックスやワインスタイン・カンパニーの創業者であり、『英国王のスピーチ』などアカデミー賞受賞作品に関わってきたハーヴェイ・ワインスタイン(63)が、22歳の女性にセクハラ行為をした容疑で、警察から取り調べを受けていることがわかった。
ハーヴェイは、現地時間27日、ニューヨーク・マンハッタンにあるトライベッカ・フィルム・センターにある彼のオフィスで、イタリア人モデルの女性の胸や太ももを触ったとされており、現在ニューヨーク市警察で取り調べ中。女性の名前は明かされていない。
New York Daily Newsに関係者は、「彼は触れる前に、彼女の胸に触ってもよいかと尋ねました。彼女は拒否しましたが、彼は彼女のスカートの上に手を置き、キスしてよいかと聞いていました。彼女は『やめてください』と答えていました」と語っている。女性はその場から逃げ出し、警察署に告訴状を提出している。
一方、ワインスタイン・カンパニー社に近しい別の関係者はNew York PostのPage Sixに、ハーヴェイには「何も問題がなく」、この申し立ては「恐喝の計画」にすぎないと主張している。マンハッタン地区検事のサイラス・ヴァンスは、ハーヴェイへの告訴状を受理するかどうかについての決断にはまだ至っておらず、内容を吟味中とのこと。
ハーヴェイは、25歳年下でファッションデザイナーの妻ジョージナ・チャップマンとの間に4歳の娘と2歳の息子がいるほか、2004年に別れた妻との間に3人の娘がいる。弟は同じくワインスタイン・カンパニーの創業者であるボブ・ワインスタイン。(BANG Media International)