関根勤監督、明石家さんま&千葉真一の撮影エピソードを披露
タレントの関根勤が4日、都内にて行われた、初監督映画『騒音』トークショー付き試写会に、小堺一機、温水洋一、ずん・飯尾和樹と共に出席した。本作には、盟友である小堺はじめ、タモリ、明石家さんま、千葉真一など豪華キャストが出演しており、この日は撮影エピソードで盛り上がった。
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関根が初めてメガホンをとった本作は、襲いくる地底人から街や人々を守るために立ち上がった、ダサくてしょぼい5人のオヤジたち(温水、村松利史、酒井敏也、イワイガワ・岩井ジョニ男、飯尾)の闘いの物語。恐怖、SF、バイオレンス、コメディー、ラブ…さまざまな要素がてんこ盛りで描かれる。
小堺いわく「出演者を全員知っている映画」は、観客にとってもテレビでお馴染みの面々ばかり。さらに、関根ワールド全開とあって、試写中は観客の笑い声が絶えまなく聞こえ、まるでお茶の間にいるかのような雰囲気に。
その笑いの一端を担ったのは、お笑い怪獣・明石家さんま。温水との掛け合いのシーンをたった1テイクで撮り終えたそうで、その間わずか50分。関根は「往復の移動時間の方が長い」と舌を巻いた。そんなさんまと共演した温水は、撮影前日は緊張で、お酒を飲めなかったことを吐露。また、現場で会うまで連絡を取り合わず、「着替える時にネタ合わせをしただけ」と、俳優としても活躍するさんまのパーフェクトぶりを明かし、観客を驚かせていた。
関根は、敬愛する千葉に出演交渉した時のエピソードもうれしそうに披露。たまたま食事をした際に、「頑張ってね」という言葉を期待して「映画を撮るかもしれません」と報告したそうだが、「映画撮るの? 俺出るよ。関根ちゃんの映画に俺が出ないでどうするんだよ」と言われたという。しかも、「息子の真剣佑を使ってくれ」と推薦されたそうで、「リスにクルミですよ」とにんまり。撮影中は、真面目な役柄に対して「俺も笑いとりたいよぉ」とすねる場面もあったというが、「千葉さんのアップは別格」という素晴らしい画が撮れたことを喜んでいた。(取材・文:鶴見菜美子)
『騒音』は5月23日より全国公開