マシュー・ボーンの伝説的バレエ作品「白鳥の湖」が3D映像で劇場公開
2003年の初来日公演以来、日本でも人気を博したイギリスのカリスマ振付家、マシュー・ボーンの斬新なバレエ作品を3D映像で収録した『マシュー・ボーンの「白鳥の湖」3D』の日本劇場公開が6月6日に決定した。
マシュー・ボーンの「白鳥の湖」は、本来バレリーナたちが優雅に演じる白鳥を、精悍(せいかん)な男性ダンサーたちがパワフルに踊るという大胆な発想で、バレエ界に新風を巻き起こした作品。王子としての生活に追い詰められていた主人公が、夜の公園で群れを率いる一羽の白鳥に出会ったことから、人生が一変するというストーリーが展開する。
1995年にロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場で世界初演を迎えた際に数日でチケットが完売に。凱旋(がいせん)公演として1996年にピカデリー劇場にて4か月公演のロングランヒットを経て、1997年にはロサンジェルス・アーマンソン劇場にてアメリカ初演。1998年にはバレエ作品としては異例のブロードウェイに進出。1999年トニー賞で3冠に輝いたほか、ローレンス・オリヴィエ賞など数々の賞を受賞した。
そんな伝説的な作品を、2011年イギリスのサドラーズ・ウェルズ劇場でサラウンド音声と複数の3Dカメラで撮影。上下に移動、ダンサーをクローズアップするカメラワークにより、舞台を生で観ているかのような臨場感を体感できる。(編集部・石井百合子)
『マシュー・ボーンの「白鳥の湖」3D』は、6月6日よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開