『ワイルド・スピード7』がシリーズ最高の出足!4月のオープニング興収記録も大幅に更新
全米ボックスオフィス考
先週末(4月3日~4月5日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、人気カーアクション第7弾『ワイルド・スピード SKY MISSION』がシリーズ最高となるオープニング興行収入1億4,718万7,040ドル(約176億6,244万4,800円)を記録し断トツの1位に輝いた。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル120円計算)
【動画】『ワイルド・スピード SKY MISSION』空からのカーダイブシーン
ヴィン・ディーゼル演じるドミニクらおなじみのメンバーが、ジェイソン・ステイサムふんする最強の敵を相手に、東京、アブダビ、ロサンゼルス、そして空をも舞台に壮大なスケールの戦いを繰り広げるさまを『ソウ』シリーズのジェームズ・ワン監督が描いた『ワイルド・スピード SKY MISSION』。ポール・ウォーカーさんの突然の交通事故死で一時は撮影が中断したものの、ポールさんの弟たちも代役として参加して彼の最後の作品を完成させた。
これまでシリーズ最高だった第6弾『ワイルド・スピード EURO MISSION』のオープニング興収9,737万5,245ドル(約116億8,502万9,400円)を大幅に上回る大ヒットスタートを切った同作は、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』が保持していた4月の歴代オープニング興収記録(9,502万3,721ドル・約114億284万6,520円)もあっさり更新。最終興収はこちらもシリーズ最高となる3億5,000万ドル(約420億円)程度になる見込みだ。配給のユニバーサル・ピクチャーズによると、観客の75%が白人以外だったという。
公開4週目となる『シンデレラ』は4位をキープし、累計興収は1億6,713万9,868ドル(約200億5,678万4,160円)に到達した。これで2015年公開の作品では最大のヒット作となったが、今週中にも『ワイルド・スピード SKY MISSION』に抜かれてしまうだろう。
7位にはヘレン・ミレン、ライアン・レイノルズが共演した『ウーマン・イン・ゴールド(原題) / Woman In Gold』が興収209万1,551ドル(約2億5,098万6,120円)で初登場。ナチスに奪われたクリムトの絵画をめぐってオーストリア政府を相手に裁判を起こした女性の実話を、『マリリン 7日間の恋』のサイモン・カーティス監督が映画化した。
今週末は、クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッド主演でニコラス・スパークスの小説を映画化したロマンス『ザ・ロンゲスト・ライド(原題) / The Longest Ride』、ライアン・ゴズリングの初監督作『ロスト・リバー』などが公開される。(編集部・市川遥)
4月3日~4月5日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ワイルド・スピード SKY MISSION』
2(1)『ホーム(原題) / Home』
3(2)『ゲット・ハード(原題) / Get Hard』
4(4)『シンデレラ』
5(3)『ダイバージェント・シリーズ:インサージェント(原題)』
6(5)『イット・フォロウズ(原題) / It Follows』
7(初)『ウーマン・イン・ゴールド(原題) / Woman In Gold』
8(6)『キングスマン:ザ・シークレット・サービス(原題) / Kingsman: The Secret Service』
9(7)『ドゥー・ユー・ビリーブ?(原題) / Do You Believe?』
10(9)『ザ・セカンド・ベスト・エキゾチック・マリーゴールド・ホテル(原題) / The Second Best Exotic Marigold Hotel』