マルーン5、ファンが興奮してステージに乱入 警備の甘さを指摘する声も
現地時間6日にカリフォルニア州アナハイムで開催されたロックバンド・マルーン5のライブ中、興奮したファンの女性がステージに乱入し、ボーカルのアダム・レヴィーンに抱きつく場面があった。
Entertainment Tonightによると、ホンダセンターで行われたライブ中、女性は叫びながら観客席からステージに上がりアダムに抱きついたとのこと。アダムは女性のことを一度は押しのけたものの、脅威はないと判断し、警備員に女性を引き渡すまで肩を組んでおとなしくさせるなど手際よく対処していたという。その一部始終はライブに参加したファンたちが撮影したビデオなどにも収められており、女性はアダムの歌唱中、彼の背後から接近していたことがわかる。また突然首に手を掛けられたことに驚いたアダムはすぐに距離をとった後、女性を落ち着かせようと接している様子も見られる。
公演中アダムは「こんな変なことが起こるかい? 目を閉じて歌う、すてきな瞬間に」と語り、「本当に恐ろしかった」とファンに向かって呼び掛けていたとのこと。インターネット上には彼の対応について、「さすがプロ」と称賛の声が上がっている一方で、「必要とされているときにセキュリティーが機能しないなんてどういうことなの?」「警備を強化したほうがいいんじゃないか」と警備の甘さを指摘するコメントも相次いでいる。またファンからは、アーティストと観客の距離がより多めにとられることを懸念する声も上がっている。(濱島裕)