伝説のラッパーの伝記映画、監督が降板
映画『ボーイズ’ン・ザ・フッド』『シャフト』などでおなじみのジョン・シングルトン監督が、1996年に銃撃されて亡くなった伝説のラッパー、トゥパック・シャクールさんを描いた伝記映画の監督を降板したことがWrapや複数のメディアによって明らかになった。
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本作は、配給/製作会社モーガン・クリークが2012年から製作を企画していた作品で、ジョン・シングルトン監督は、トゥパック・シャクールさんの遺族のサポートのもと昨年の6月に撮影予定だったが、しばらく製作が滞っていた。どうやら製作会社モーガン・クリークとのクリエイティブ面での相違により降板を決意し、映画『青いドレスの女』『ハイ・クライムズ』のカール・フランクリン監督がその代役を務めることになった。
ジョン・シングルトン監督の降板は残念だが、現在でも多くのラップ界のミュージシャンに影響を与えているトゥパック・シャクールさんが、どのように描かれるのか期待したい。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)