26歳の俊英グザヴィエ・ドラン監督のミニドキュメンタリー映像公開!
昨年の第67回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した26歳の俊英で、監督作『Mommy/マミー』の日本公開を25日に控えるグザヴィエ・ドラン監督の映像技法に迫ったミニドキュメンタリー映像「グザヴィエ・ドランのスタイル」が公開された。
『Mommy/マミー』は、架空のカナダを舞台に、ギリギリの生活を送る型破りなシングルマザーと多動性障害を抱える問題児の息子、そして隣人の女性が織り成す人間模様を映し出す人間ドラマ。『マイ・マザー』のアンヌ・ドルヴァル、『わたしはロランス』のアントワーヌ・オリヴィエ・ピロンが再びドラン監督とタッグを組み、母と子の深い愛情と葛藤をスクリーンに刻み込んでいる。
『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』など新作が公開されるたびに日本のファンを増やしているドラン監督。公開された映像は、監督独自の映像表現を解説したもので、本作で採用され話題を呼んだ1:1 のアスペクト比である“Instagram アスペクト”や、登場人物の心情にあわせて画面の縦幅が狭くなる心理描写、多くの作品で多用される背中からのショットなどを並べて、監督の映像技法の意図を浮かび上がらせていく。本映像はファンにとってはもちろんのこと、過去作を観ていない人でもドラン監督の世界を理解する手助けになり、『Mommy/マミー』をより楽しむためのいい予習になること間違いなしだ。(編集部・吉田唯)
映画『Mommy/マミー』は4月25日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開