『ドラゴン・タトゥーの女』ルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンと共演へ
映画『ドラゴン・タトゥーの女』や『her/世界でひとつの彼女』のルーニー・マーラが、5歳で家を出て迷子になったインド人少年の実話を描く映画『ライオン(原題) / Lion』に出演することになったとDeadline.comが伝えた。
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本作は、サルー・ブライアリーさんが執筆した自伝「ア・ロング・ウェイ・ホーム(原題) / A Long Way Home」を、ワインスタイン・カンパニーが映画化するもの。ブライアリーさんは、5歳の時に物乞いのために出向いた駅で兄とはぐれ、停車していた列車で眠り込んでいるうちに、故郷から1,500キロ以上も離れたコルカタという町にただ一人降り立った。
しばらく物乞いしながら路上生活をしているうちに、孤児院に保護され、後にオーストラリア人夫婦の養子となってオーストラリアで暮らしていた。しかし、グーグルマップで、名も覚えていなかった故郷を、記憶をたどったりソーシャルネットワークの情報で突き止め、2012年に26年ぶりに家族との再会を果たしたのだった。
映画『スラムドッグ$ミリオネア』のジャマール役や、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』の支配人ソニー役で知られるデヴ・パテルがサルーを演じる。また、ニコール・キッドマンがサルーを養子に迎えるオーストラリア人女性スーにキャスティングされている。
マーラの役どころの詳細は伝えられていないが、これまでインドで行われていた撮影がオーストラリアに移ってからの出演になるとのことで、オーストラリアでサルーの人生に関わる人物を演じるようだ。
『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン監督が手掛けたテレビミニシリーズ「トップ・オブ・ザ・レイク~消えた少女~」の共同監督を務めたガース・デーヴィスがメガホンを取っている。(鯨岡孝子)