杉浦日向子原作『百日紅』の主題歌が椎名林檎に決定!
杉浦日向子の名作漫画に基づく映画『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』の主題歌が、椎名林檎の「最果てが見たい」に決定した。椎名が映画に主題歌を提供するのは『さくらん』以来8年ぶりとなる。
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映画『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』は、杉浦原作の「百日紅」を『河童のクゥと夏休み』の原恵一監督が、葛飾北斎の娘で天才浮世絵師のお栄に焦点を絞って長編アニメ化した人情劇。
主題歌「最果てが見たい」は、椎名がかつて石川さゆりに提供した同名曲をセルフカバーしたもの。本作の原作者・杉浦が生前、椎名の楽曲をよく聴いていたことから原監督が椎名に主題歌をオファー。原監督は「椎名さんの持つロックな要素と歌詞が映画に合うと感じた」と言い、それに対し椎名は「この曲は、富士を望む東海道で生まれたナンバーで、大胆かつ繊細な映画のアニメーションを拝見して僭越ながら好相性なのではと感じた次第です」と楽曲を提供するに至った経緯を明かした。椎名によると、「江戸前/渋好みに」仕上がっているという。
「ほんとうにおしゃれな杉浦先生がいま、どこかからか見張ってくださっていると想像しながらもどうしても、生きてご覧いただきたかった・・いちどでも、お会いしてお話させていただきたかった・・と、感じ、淋しさに襲われます」と46歳の若さにしてこの世を去った杉浦に思いをめぐらせる椎名。新たに公開された予告編には、そんな椎名の思いが込められた主題歌の一部が収録されており、お栄のキャラクターを粋に彩っている。(編集部・石井百合子)
映画『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』は5月9日よりTOHOシネマズ日本橋、テアトル新宿ほかにて全国公開
椎名林檎「最果てが見たい」は5月13日全世界同時配信