ロバート・デ・ニーロ、フェラーリ創業者役に挑戦
映画『タクシードライバー』『レイジング・ブル』などでおなじみの名優ロバート・デ・ニーロが新作『フェラーリ(原題) / Ferrari』で、イタリアの自動車会社フェラーリの創業者エンツォ・フェラーリ氏を演じることがイタリアのニュース紙、Il Messaggeroによって明らかになった。
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Il Messaggeroのニュースを訳したGuardianによると、本作はエンターテインメント会社、トライワールドのジアンニ・ボザッキとロバート・デ・ニーロの制作会社トライベッカ・プロダクションのもと企画が進められている作品。脚本は、まだ暫定だが映画『ニクソン』のスティーヴン・J・リヴェルとクリストファー・ウィルキンソンが執筆するようだ。監督は、クリント・イーストウッドが興味を示しているそうだ。
今のところ、フェラーリ氏の1945年~1980年代までを描くとされているが、彼の1920年代のレーシング・ドライバー時代も含める可能性もあるようで、もしそうなれば、当然若きフェラーリ氏を演じる若手俳優のキャスティングも必要となるが、まだ明確なストーリーは明かされていないようだ。
今回の決定についてデ・ニーロは、「自動車業界に革命をもたらした素晴らしい男(フェラーリ氏)を演じられることを光栄に思っている」とコメントを残している。さらに彼は、撮影はほとんどイタリアで行い、近く撮影に入るとも語っている。フェラーリ氏は、1988年に腎不全で90歳で亡くなっている。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)