「ティファニーで朝食を」トルーマン・カポーティ原作「冷血」テレビシリーズ化!
映画『ティファニーで朝食を』の原作者トルーマン・カポーティさんの1966年の作品「冷血」のテレビシリーズ化権を、ワインスタイン・カンパニーが取得した。The Hollywood Reporterほか複数のメディアが報じている。
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本作は、ゲイリー・オールドマンと映画『裏切りのサーカス』のダグラス・アーバンスキーの制作会社フライング・スタジオズが企画を持ちかけ、ワインスタイン・カンパニーのもとテレビシリーズ化が進められている作品。脚本は映画『ジェイン・オースティン 秘められた恋』のケヴィン・フッドが執筆することになっている。
原作「冷血」は、カンザス州にある農場主の一家4人が殺害される事件が起き、警察の捜査で2人の若者が犯人として捕らえられ、彼らは育った環境と犯行動機を徐々に語り始めるという内容。
過去には同原作を基に、1967年にリチャード・ブルックス監督、ロバート・ブレイク主演で映画化されている。また、同原作をカポーティさんが執筆する過程を描いたものが、故フィリップ・シーモア・ホフマンさん主演の映画『カポーティ』だ。
今のところ、テレビ会社との契約は成立していないが、現在でも評価の高い作品であるため、すぐにテレビ会社が決まると予想される。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)