水谷豊、田中麗奈ら美人女優をエスコートしご満悦
俳優の水谷豊が、16日にグランドプリンスホテル高輪の貴賓館で行われた映画『王妃の館』完成披露イベントに、田中麗奈、吹石一恵、安達祐実、尾上寛之、中村倫也、山中崇史、野口かおる、石橋蓮司、石丸幹二ら豪華キャストと共に出席した。田中ら美人女優と共に馬車に乗ってエレガントに登場した水谷は、女性陣が降りる際にエスコートし、ご満悦な様子を見せた。
人気作家・浅田次郎の同名小説を映画化した本作は、日本語で「王妃の館」と呼ばれるパリの一流ホテル「シャトー・ドゥ・ラレーヌ」で、天才小説家・北白川右京(水谷)をはじめとした個性派ぞろいのツアー客たちが巻き起こす騒動を描く、笑って泣けるエンターテインメントムービー。
この日、花柄のブラックスーツでキメた水谷は、華やかなカクテルドレスに身を包んだ田中、吹石、安達らと共に馬車に乗って登場。女性陣が降りる際には手を差し伸べてエスコートし、田中たちをうっとりさせていた。水谷自身も、「三人の女性といっぺんに結婚したような気分」と美人女優陣に囲まれてうれしそうにしていた。
一方、馬車に乗れなかったキャスト陣はうらやましげな表情。劇中、セレブな“ポジツアー”と格安の“ネガツアー”が登場するが、ネガツアー客として出演する中村は、「待遇に格差がありました。今日も馬車に乗れませんでした」と恨み節で会場を沸かせた。
また、水谷は原作者の浅田から「ヴェルサイユ宮殿やルーブル美術館では簡単に撮影はできない。モデルになった格式高いホテルでも撮影は無理だろう」と言われていたそうで、「これが全てかなったことがとてもうれしい」と感無量の面持ち。続けて、水谷は冗談交じりに「野口さんの(編集者)役は実際のモデルがいるんです。すごい美人なんですが、映画ではキャラクター(の美人要素)を取りました」と浅田にわびたエピソードを披露。イベントでは水谷が「訳アリが似合う俳優たち」と称するほど個性豊かなキャスト陣が、本作への自信をのぞかせていた。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『王妃の館』は4月25日より全国公開