市原隼人が噛んで街中ヤクザ化!三池崇史ワールド大炸裂の『極道大戦争』予告編
市原隼人と三池崇史監督がタッグを組む映画『極道大戦争』の予告編とポスタービジュアルが公開され、“ヤクザヴァンパイア”の市原が本能のままに街中の人をかんでヤクザ化させる姿が披露された。
「この辺で一度原点に戻りたい」と監督自身が原点回帰と位置付ける本作は、吸血鬼であるヤクザの組長・神浦(リリー・フランキー)の遺志を継いでヤクザヴァンパイアとなった主人公・影山(市原)が、刺客たちとの戦いを通して覚醒(かくせい)していく姿を描く極道エンターテインメント。ヤクザヴァンパイアにかまれた人間はヤクザ化するという奇抜な設定の物語を、成海璃子、高島礼子、青柳翔、渋川清彦、優希美青、ピエール瀧、でんでん、ヤヤン・ルヒアンら個性豊かなキャスト陣が彩る。
公開された映像は、イレズミに憧れる敏感肌ヤクザを演じる市原がヤクザヴァンパイアに生まれ変わり、街中の人をかんでヤクザ化させる姿を捉えたもの。市原や高島をはじめ、看護師のヤクザ、夫婦のヤクザ、女子高生のヤクザなど、多種多様なヤクザが登場するのも見どころの一つ。カエルの着ぐるみ姿で壮絶アクションを披露している謎の刺客・KAERUくんがどのように物語に絡んでくるのかにも期待が高まる。
また、市原は鍛え抜かれた肉体でキレキレのアクションも披露。「現場ですぐに対応できるよう、常に体を動かしていました」と語っており、『ザ・レイド』で敵役マッド・ドッグを演じたヤヤン・ルヒアンとの対決シーンは大迫力の出来となっている。
市原が「なんだ、これはっ! こんなぶっ飛んだ作品は初めてだ!」と思ったという三池ワールド大さく裂の本作。監督は、「映画って知らないから観に行くものだったのに、いつのまにか安心できて裏切られないものを見に行くものになっていると思うんです。『極道大戦争』を観て『えっ、なんだこれ!』『こんな映画作って怒られないんだ!』って思ってもらえると、この映画も役に立ったと言えるかな(笑)」と冗談を交えながら熱い思いを明かすと、「特に若い人たちや子供たちに観て欲しいと思っています。何十年か経って苦しいことがあった時に、『極道大戦争』の市原隼人だったら、こんな時はこうするんだよねって思い出してもらいたいですね」と語った。(編集部・吉田唯)
映画『極道大戦争』は6月20日よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国公開