ノーベル賞キュリー夫人、映画化へ
ノーベル賞を受賞したポーランド出身の物理学者・化学者の故マリー・キュリーさんを題材にした映画『マリア・スクウォドフスカ-キュリー(原題) / Maria Sklodowskya-Curie』の製作が始動していることがThe Hollywood Reporterや複数のメディアによって明らかになった。
本作は、ポーランド、ドイツ、フランス、ベルギーが共同製作する話題作で、監督は映画『ルートヴィッヒ』のマリー・ノエルが務め、映画『インランド・エンパイア』のカロリーナ・グルシュカがキュリー夫人ことマリー・キュリーを演じ、映画『ソルト』のダニエル・オルブリフスキーが、フランスの物理学者でキュリー夫人のライバルだったE. アマガーを演じることになっている。
現地のクルーを雇い、ポーランドの都市ウッチ、クラクフ、ウェバなどを中心に撮影し、パリ、ブリュッセル、ミュンヘンなどの都市でも行う予定のようだ。
これまでキュリー夫人を描いた映画には、長編ではMGMが1943年にグリア・ガーソン主演で製作したモノクロ作品があり、ドキュメンタリーでは、BBCが2013年に手掛けた『ザ・ジニアス・オブ・マリー・キュリー - ザ・ウーマン・フー・リット・アップ・ザ・ワールド(原題) / The Genius of Marie Curie - The Woman Who Lit Up the World』などがある。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)