ゆず、メキシコに引っ越すしんちゃんに歌のプレゼント
人気デュオ・ゆず(北川悠仁・岩沢厚治)が18日、都内にて行われた『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』の初日舞台あいさつに登壇した。真っ赤な衣装に身を包んで登場したゆずは、本作のために書き下ろした主題歌「OLA!!」を引き語りで披露し、会場を盛り上げた。この日は、レギュラー声優の矢島晶子(しんのすけ役)、ならはしみき(みさえ役)、藤原啓治(ひろし役)、こおろぎさとみ(ひまわり役)らも登壇した。
人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版シリーズ最新作となる本作は、住み慣れた埼玉県春日部市からメキシコへ引っ越した野原一家が、新しいご近所さんたちと絆を深めながら、襲いくる人喰いキラーサボテンに立ち向かう姿を描いたパニックムービー。かねてよりしんちゃんのファンだというゆずが、公開日=野原家のメキシコへの引越し日となるこの日、日本から最後の応援をするために駆け付けると、会場のボルテージは最高潮に達した。
「フラッシュがまぶしい」とうれしい驚きを見せる北川は、「国民的アニメの『クレヨンしんちゃん』の主題歌をやらせていただいて本当にうれしい」と満面の笑み。また、オファーを受けたときは「しんちゃんがメキシコに行く」というざっくりした内容しか知らされなかったというものの、「しんちゃんのセリフで、メキシコのあいさつでもある“OLA”(オラ)が思い浮かんで、迷わず曲を書きました」と述懐。実際に映画で流れる楽曲を聴いた北川は「我ながらいいセンスしているなと思いました」と自画自賛し、会場を沸かせた。
その後、ラテンのリズムあふれる「OLA!!」を陽気に歌いだすと、しんちゃんもマラカスを手にノリノリ。歌唱が終わっても興奮冷めやらないしんちゃんは、思わずズボンを脱いでパンツを見せるなどやりたい放題。ようやく落ち着きを取り戻すと、「これでオラも安心してメキシコにお引っ越しできます。向こうでボン・キュッ・ボンのキレイなお姉さんのお友達をたくさん作りたいと思います。また会うときは、よろチクビ~!」と最後のメッセージを送り、メキシコへの旅立ちを宣言した。(取材・文:鶴見菜美子)
『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』は全国公開中