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世界を席巻中の巨大迷路とは……?知力と体力の限界に挑むリアル脱出ゲーム

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二度と同じ道順を示さない……迷路の謎に満ちた世界観に引き込まれる
二度と同じ道順を示さない……迷路の謎に満ちた世界観に引き込まれる - (C) 2014 Twentieth Century Fox Film

 映画史上前例のない巨大な迷路を映像化し、世界55か国でオープニング興行成績ナンバーワンを記録した映画『メイズ・ランナー』がいよいよ日本公開される。その前代未聞の迷路とは、果たしてどのようなものなのだろうか。

 本作の原作は、ジェームズ・ダシュナーの全米ベストセラー小説。1作目のヒットをうけて3部作のシリーズ化も決定した。自分の名前以外の記憶を失った状態で、まったく理由もわからぬまま究極の極限状況に投げ出された若者たちの過酷な運命を描くサバイバルアクションだ。冒頭から主人公トーマスの目を通して映し出される、壮大かつ不条理なシチュエーションに圧倒されずにいられない。

 トーマスがリフトに乗せられてたどり着いたのは、四方が高さ30メートルのコンクリートの壁に囲まれ、大勢の少年たちが社会を形成している広場。そこから脱出しうる唯一の手段は、扉の向こう側の広大な迷路(メイズ)を探索し、出口を見つけ出すこと。ところがこの迷路は1日ごとに構造が変化する上に、内部にトラップが仕掛けられている。しかも扉が閉じる前に広場に戻らないと死を免れないのだ。

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 全てが謎に包まれた迷路からの脱出劇というと、1990年代末に日本でもロングランヒットを記録した『CUBE』を連想させるが、本作のスケール感は桁違いだ。大規模なセットでの実写と最先端の視覚効果を組み合わせて創出された迷路のビジュアルは、途方もない大きさ、複雑さを誇り、その内部にランナーとして身を投じた若者たちの疾走がダイナミックなアクション満載で描かれていく。まさしく知力と体力の限界を試されるリアル脱出ゲームと呼ぶにふさわしい。

 若者たちの対立と友情、さらには男子のみの広場に最後の1人として紅一点の女子が送り込まれてくるストーリー展開など、エモーショナルで意外性に満ちたドラマ部分も充実。海外の映画ファンを熱狂させた巨大迷路の驚くべき全貌と、命懸けの脱出劇のスリルに圧倒されるはずだ。(高橋諭治)

映画『メイズ・ランナー』は5月22日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開

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