鉄拳、ディズニーのバックアップでパラパラ漫画の映画化したいと野望を明かす
お笑いタレントで、「振り子」など感動のパラパラ漫画で知られる鉄拳が、26日、東京・タワーレコード渋谷店で行なわれたディズニーアニメ『ベイマックス』のMovieNEX発売記念トークショーに出席。自身のパラパラ漫画が、本作公式PVに採用された鉄拳は、ディズニーからオファーがきた驚きを語るとともに「今後、パラパラ漫画のショートムービーを作ろうと思っていて、何とかディズニーさんのバックアップをいただけないか? 契約できないかな? なんて。というか、ディズニーで働きたいです」と、野望を明かした。
鉄拳 ディズニーのバックアップでパラパラ漫画の 画像ギャラリー
「振り子」の動画再生回数が、世界で300万回以上を記録した鉄拳だが、ディスニーのオファーには「半信半疑で、ほんとうにディズニーですか? いたずらじゃないかと思いました。奥さんも『何で?』って言い続けて」と話す。「描きなおしを含めると、1か月に2,000枚描きました。家のなかは、雪だるまみたい顔を描いた下書きの山。去年6月に携帯をスマホに替えて、ミッキーのケースにしたら、8月にお仕事がきたんです。ミッキーのご利益」と語る。ディズニーのクリエイターでない人物が、その作品を手掛けるのは異例中の異例だ。
「テレビの企画でロサンゼルスのディズニースタジオに遊びに行かせてもらったとき、アニメーターの方がぼくの似顔絵を書いてくれて、ディズニーの線はこんな感じって教えてくれたんです。ぼくの顔がディスニー風に優しくなって、目がトロンとしている」と、イベントではその“お宝”も披露。「(ディズニー)スタジオのなかに、緑のバナナが置いてあって、みんなが食べていたので、ぼくも真似して、緑のバナナを食べながら仕事しています」などといい、「体のなかから、ディズニーに近づきたい」とかなり影響を受けた様子。
今後の仕事の展開について聞かれると「お笑いのネタで“こんなベイマックスはイヤだ”とか、実はやってみたいけど、許可が難しいかな。最近なかなかメイクした鉄拳になっていなくて、この姿で人前に出ても、反応が薄くなっているんです。まずパラパラ漫画をアニメにした映画を作ってみたい。そのあと、ぼく自身をキャラクターにして、ぼくの顔を世界に売り出す。吉本(興業)の映画祭のコネはあるんだけど、やっぱりディズニーですね。話があれば何でもやります」と、野望をのぞかせる。「ちなみに今回のPVのギャラは?」と聞かれると、「まだもらっていないから、わからないですが、(ディスニーの)グッズもチケットをたくさんもらったので、ギャラはゼロでいいです」と急に謙虚になっていた。
本作は、東京とサンフランシスコを融合して作った架空都市サンフランソウキョウを舞台に、主人公・ヒロと彼の兄タダシが遺したロボット・ベイマックスの絆と冒険が描かれる。(取材/岸田智)
『ベイマックス』MovieNEXは発売中&デジタル配信中 ブルーレイ&DVDのレンタル開始
『ベイマックス』MovieNEX発売記念「鉄拳“パラパラ漫画”原画展」は東京・タワーレコード渋谷店にて4月27日まで開催