有村架純、オーディションに落ちまくった過去を告白
女優の有村架純が27日、都内で行われた映画『ビリギャル』公開直前「ビリギャルサミット」に出席し、駆け出し時代にオーディションに落ち続けたエピソードを語った。この日は松井愛莉、蔵下穂波、阿部菜渚美、原作のモデルとなった小林さやかさんも来場した。
塾講師・坪田信貴のベストセラー本「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の映画化作品となる本作の試写会には、150名の現役女子高生を招待。彼女たちの元気いっぱいな歓声に包まれた有村は、「とても新鮮です」と驚いた様子を見せつつ、「こんなにたくさんの方に来ていただいてうれしい」と笑顔を見せた。また、原作のモデルとなった小林さんが「(原作は)10年くらい前。もうギャルじゃなくて、27になりました」とあいさつすると、会場が驚きに包まれる一幕もあった。
さらに司会者から「有村さんはオーディションに落ちまくっていたという話を聞きましたが……」と水を向けられた有村が「そうですね……。事務所に入る前も落ちていたし。所属してからもCMとかドラマ、映画とか。ことごとく落ちていましたね」と明かすと、会場からは驚きの声。続けて有村が、「もちろんすごく落ち込みました。どうやって自分に目を留めてもらえるんだろうとか。自分に特徴がないからかなとか。いっぱいいろんなことを考えましたけど……。でも、これが自分なんで。それは落ち込むことではなく、この自分をどうやって伸ばしていこうかと考えるようにしました」と会場に語りかけると、小林さんも「こういう子だから、今はこうなんでしょうね」と感心した様子で付け加えた。
「事務所に入る前に母親から背中を押されることもありました」と語る通り、そんな有村を支えてくれたのは家族の存在だったという。彼女の母親と姉は一足先に本作を観たそうで、そのときのことを有村は「『どうやった?』と聞いたら、『吐き気を催すくらい……』って」とポツリ。会場中がその真意を飲み込めずにいたが、有村が「……、『泣いた』と。それくらい感動してくれたみたいでうれしかったです」と付け加え、会場は大いに盛り上がった。(取材・文:壬生智裕)
映画『ビリギャル』は5月1日より全国公開