ももクロ、初舞台の幕が上がる!ライブとは違う緊張にドキドキ
ももいろクローバーZ(百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏)が出演する舞台「幕が上がる」のゲネプロが30日、Zeppブルーシアター六本木で行われ、メンバーと演出の本広克行が意気込みを語った。
本作は、演出家の平田オリザが、高校の弱小演劇部員たちの姿を描いた青春群像小説が原作。小説にほれ込んだ『踊る大捜査線』シリーズの本広が、映画版に続いてももクロを主演に迎え、舞台演出も担当する。脚本は原作者の平田が自ら担当。小説で描かれている、ある時点に焦点を当ててドラマをさらに掘り下げ、小説、映画では描かれていない少女たちの心情を丁寧に描いていく。
「わたしたちは舞台が初めて。稽古というものも初めてやらせていただいています」というリーダーの百田は、「明日から本番ということで、精いっぱい、会場の後ろの方にまで届くように頑張りたいと思います」と意気込みをコメント。玉井も「映画に続いて舞台もやるということで。稽古から慣れないことばかりで、ドキドキしています。お客さんとすごすという意味ではライブをやっているのですが、きっとライブとは違うんだろうと思って、ただただ緊張しています。でもメンバーに加えて、本広さん、平田オリザさんとみんなで作ってきたので、成功させられるように頑張りたいと思います」と続ける。
さらに高城は、「本格的な舞台を今のわたしたちがやるということは良い機会になる。何が起こるかわからないから緊張していますけど、(劇中で登場する演劇部顧問の)吉岡先生が言っていた通り、『答えは稽古場にある』という言葉を思い出していけたらと思っています」といつになくまじめな表情。そんなメンバーに対して本広は「今回は全くおふざけナシで作りたかったので、集中しましたね。台本にはオリザさんの難しいセリフの掛け合いもあるんですけど、それを再現するところまできているんじゃないかと思います」と手応えを感じている様子だった。
またこの日は、最終日となる24日に、全国の映画館で同舞台のライブビューイング上映を行うことが明らかに。本上映の演出も本広が行う予定で、「モノノフ(ももクロのファン)の皆さんと一緒にガチの舞台を作りたい」と意気込みを見せていた。(取材・文:壬生智裕)
舞台「幕が上がる」は5月1日から24日までZeppブルーシアター六本木にて上演予定