グザヴィエ・ドランの新作にフランスの演技派結集!
映画『トム・アット・ザ・ファーム』『Mommy/マミー』などで注目を浴びた若手監督グザヴィエ・ドランの新作『イッツ・オンリー・ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド(原題) / It’s Only the End of the World』に、フランスの演技派俳優が結集していることがDeadlineや複数のメディアによって明らかになった。
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本作は、ドランとタッグを組んできたサンズ・オブ・マニュエルのナンシー・グラン、MK2のナタナエル・カルミッツらが、テレフィルム・カナダ協力の下製作する予定の作品。劇作家ジャン=リュック・ラガルスの舞台劇「まさに世界の終わり」を基にドランが脚色し、監督を務めることになっている。
そのストーリーは、長い間帰郷していなかった作家が、12年ぶりに実家に帰り、家族に自身の死が近づいていることを告げるというもの。
キャストには、『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したマリオン・コティヤール、『アデル、ブルーは熱い色』でカンヌ国際映画祭史上初となる出演女優としてパルムドール受賞を果たしたレア・セドゥ、『イースタン・プロミス』『美女と野獣』のヴァンサン・カッセル、『ママはレスリング・クイーン』のナタリー・バイ、『ハンニバル・ライジング』のギャスパー・ウリエルらが決定している。
ドランは、キット・ハリントン、ジェシカ・チャステイン主演で初の英語作品『ザ・デス・アンド・ライフ・オブ・ジョン・F・ドノヴァン(原題) / The Death and Life of John F. Donovan』を春に手掛ける予定で準備を進めていたが、今年の秋以降に撮影を延期し、代わりに今作を5月から撮影するようだ。
若き才能あるドランとフランスの演技派俳優が結集する今作に期待したい。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)