カルトホラー『赤い影』がリメイクへ
映画『美しき冒険旅行』『地球に落ちて来た男』などでおなじみのニコラス・ローグ監督が1973年に手掛けた、カルト的人気を誇るホラー映画『赤い影』のリメイク化の企画が進められている。The Hollywood Reporterほか複数のメディアが報じた。
ニコラス・ローグ監督作『WALKABOUT 美しき冒険旅行』シーン写真
本作は、映画『アンノウン』『フライト・ゲーム』のアンドリュー・ローナとアレックス・ハインマンの制作会社ザ・ピクチャー・カンパニーが、スタジオカナルの下で企画しているリメイク作品。
オリジナルの『赤い影』は、映画『鳥』『レベッカ』などの原作者ダフネ・デュ・モーリアの短編「いまは見てはだめ」を基に映画化され、ドナルド・サザーランド、ジュリー・クリスティが主演した。
教会修復のためにベネチアを訪れた英国人の考古学者とその妻が、盲目の霊媒師に出会い、彼女から、水難事故で亡くなった夫妻の愛娘がベネチアを去るように警告していると告げられる。映画内で赤色を効果的に使用したり、カットバック映像、さらにセックスシーンなども話題になった作品。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)