口パク歌手が影武者と組んでアルバムリリース
1990年にグラミー賞最優秀新人賞を獲得し、その後口パクであることが明らかになり、グラミー賞をはく奪された歌手ミリ・ヴァニリの一人が、影武者と一緒にアルバムを製作するとTMZ.comが報じた。
ミリ・ヴァニリの一人、ファブリス・モーヴァンは、当時、自分たちの曲をレコーディングした影武者歌手ジョン・デイヴィスと組み、「フェイス・ミーツ・ヴォイス:ア・トゥルー・ミリ・ヴァニリ・エクスプリエンス」という名のアルバムをリリース予定とのこと。
ファブリスの実際の歌唱力は疑わしいが、それに対してジョンは、「あの頃はファブが歌っていないことが周知の事実となったけど、実は彼がうまく歌えるということは誰も知らないんだ」とコメントし、新アルバムにみんなが驚くだろうと言っている。
口パクスキャンダルの後、ジョンを含む影武者歌手たちはリアル・ミリ・ヴァニリとしてアルバムをリリースしたが売れなかったという。
ミリ・ヴァニリのもう一人のメンバーだったロブ・ピラトゥスさんは1998年に薬物の過剰摂取のため亡くなっている。(澤田理沙)