ハリウッドに最も嫌われ、愛された男…巨匠ロバート・アルトマンに迫ったドキュメンタリー
『M★A★S★H マッシュ』『ザ・プレイヤー』『ナッシュビル』など数多くの名作を手掛けたアメリカ・インディペンデント映画の父ロバート・アルトマン監督に迫った映画『ロバート・アルトマン/ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男』。同作のビジュアルが公開され、アルトマン監督の芸術家らしい一面が披露された。
本作は、映画監督、革新者、異端者、放浪者、アーティストなどさまざまな顔を持つアルトマン監督の素顔を、家族やゆかりのある俳優へのインタビューなどを基にひもといていくドキュメンタリー。大成功も大失敗も経験し、敵や味方をたくさん作りながら、決して権力に臆せず映画を作り続け、カンヌをはじめ世界三大映画祭全てで最高賞、アカデミー賞では名誉賞を受賞したアルトマン監督。いかにして彼は「ハリウッドで最も嫌われ、そして愛された男」になったのかを考察しながら、「映画」について改めて考えさせられる一本となっている。
今回公開されたビジュアルは、アルトマン監督が舞台の上でスポットライトを浴びて指揮をしている姿を白黒で捉えたもの。芸術家としての一面が全面に押し出されたビジュアルになっている。
さらに、劇中でアルトマン監督について語る人々の顔ぶれも明らかに。ジュリアン・ムーア、ブルース・ウィリス、ポール・トーマス・アンダーソン監督、エリオット・グールド、サリー・ケラーマン、ジェームズ・カーン、キース・キャラダイン、リリー・トムリンら豪華な面々の登場にも注目だ。(編集部・吉田唯)
映画『ロバート・アルトマン/ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男』は今秋、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開