「ザ・シンプソンズ」声優が降板 契約内容に合意できず
第27、28シーズンの製作が決まったアメリカのテレビアニメ「ザ・シンプソンズ」で、バーンズ社長、スキナー校長、スミサーズ、ネッド・フランダースなど、複数の重要キャラクターの声を演じてきたハリー・シェアラーが、契約内容に合意できなかったため、降板することになったという。
ハリーは、同アニメの製作総指揮である、ジェームズ・L・ブルックスの弁護士からのメッセージをツイート。「ハリーなしで番組は続く。彼の幸運を祈る」とつぶやいた後、「僕は、ほかの仕事も受ける自由という、みんなが望んでいたことを要求したらこうなってしまった。もちろん僕も彼の幸運を祈っているよ」と続けている。
同アニメの声優陣は2004年のギャラ交渉の際、要求をのまない番組側への抗議として台本の読み合わせに参加することを拒否したことがある。最終的にはギャラアップで契約更改をしたが、2011年には激しい交渉の末、ギャラの削減に応じるなどのトラブルも過去にはあったとThe Hollywood Reporterは報じている。(澤田理沙)