ジュリアン・ムーア、日本大好き宣言!主演作『アリスのままで』予告公開
映画『アリスのままで』の予告編が公開され、併せて主演のジュリアン・ムーアから日本のファンに向けたコメントが到着。「わたしは日本が大好きなの。とても美しくて、アーティスティックで、素晴らしい日本を心から愛しています」と日本への愛を語った。
本作のヒロイン・アリス(ジュリアン)は、ニューヨークのコロンビア大学の教授として働き、高名な言語学者として敬われている50歳の女性。ロサンゼルスで女優を目指す次女が心配のタネでもあるが、優しい夫と幸せな結婚をした長女、医学院生の長男ら家族に囲まれ、何の不満もない生活を送っていた。しかし物忘れが頻繁に起こるようになって診察を受けた結果、若年性アルツハイマー病だと宣告される。
予告編では、単語を忘れ、自分がどこにいるのか、自分が誰なのかさえもわからなくなるアリスが、なおも精いっぱい生きようとする姿が映し出される。今年3月にALS(筋萎縮性側索硬化症)の合併症により亡くなったリチャード・グラツァー監督が、公私にわたるパートナーであったウォッシュ・ウェストモアランドと共に描いた、生きる苦しみと喜びが細やかに表現されている。
変わりゆく妻を見守る悲しみに心を引き裂かれる夫のジョンを『ブルージャスミン』のアレック・ボールドウィン、意外なもろさを抱えた長女のアナを『スーパーマン リターンズ』のケイト・ボスワース、母親に反発していた次女のリディアを『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートが演じている。(編集部・井本早紀)
映画『アリスのままで』は6月27日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開