三池崇史監督、カンヌ公式上映で芸者姿を披露!観客は大爆笑!
第68回カンヌ国際映画祭
現地時間21日、第68回カンヌ国際映画祭・監督週間に正式招待された映画『極道大戦争』の公式上映が行われた。司会者が「三池崇史監督は新作の撮影に入ってしまったため今夜登壇できない」と告げると「ノー!」の声が上がったが、三池監督はカンヌの観客のためにサプライズ動画を用意。黒の留袖にかつらとメイクで女装した、芸者姿の監督の姿がスクリーンに映し出されると会場は爆笑の渦に巻き込まれた。
動画の中で、番傘と「たかし」という名入りのちょうちんを携えた三池監督。完璧な女装で誰かわからなかったのか観客はざわざわしていたが、監督が名乗ると一転大爆笑に。「本来ならば、そちらに行ってごあいさつしなければいけないのですが、わたし、今年の初めから、富士山のふもとで芸者を始めまして、いろいろ忙しくそちらへ伺うことができません。いよいよ来週はシリコンを入れる予定です。そうするともう乱暴な映画は撮れないので、今後は愛と友情の映画を撮っていきたいと思います」というシャレのきいたコメントに、カンヌの観客は拍手喝采だった。
三池監督のサプライズ動画に先んじた舞台あいさつには、本作に謎の刺客役で出演している、『ザ・レイド』のマッド・ドッグ役で知られるインドネシア俳優ヤヤン・ルヒアンが登場。登場するなり「ヤー!」と次々と格闘技を繰り出すと、観客のボルテージも急上昇。「ありがとう! ここに来られてうれしい! 楽しんで!」と絶叫したヤヤンに大きな歓声と拍手が送られた。
本作は、ヤクザヴァンパイアに噛みつかれた人間は、次々とヤクザ化してしまうという完全オリジナルストーリー。主演は市原隼人。冒頭から観客の心をつかんだようで、血まみれのリリー・フランキーの姿に笑いが起こっていた。(編集部・市川遥)
映画『極道大戦争』は6月20日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国公開
第68回カンヌ国際映画祭は24日まで開催