『テス』のナスターシャ・キンスキー、世界的功績賞を受賞へ
ロマン・ポランスキー、フランシス・フォード・コッポラ、デヴィッド・リンチ、ヴィム・ヴェンダースなど、名だたる監督の作品に出演してきた女優のナスターシャ・キンスキーが、来月、トランシルバニア国際映画祭で世界的功績賞を受賞することになった。
ナスターシャは1978年の映画『今のままでいて』でマルチェロ・マストロヤンニ演じる妻子持ちの中年男性とのロマンスを楽しむ16歳の少女を演じ、翌年にはトーマス・ハーディ原作の小説を映画化したポランスキー監督の『テス』でゴールデン・グローブ賞新人女優賞を受賞。世界的に有名な女優として知られるようになった。
ナスターシャは映画祭で演技の授業を行うほか、カルト映画『パリ、テキサス』の試写にも参加し、最終日の6月6日(現地時間)に世界的功績賞を受け取ることになっている。(澤田理沙)