『アラビアのロレンス』のオマー・シャリフ、アルツハイマー病に
映画『アラビアのロレンス』『ドクトル・ジバゴ』などで知られる名優オマー・シャリフ(83)がアルツハイマー病を患っていることを息子のタレク・エル・シャリフがEL MUNDO紙のインタビューで明かし、エージェントもこれを認めたとPeopleなどが報じた。
【写真】オマー・シャリフ出演『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』
タレクによると、オマーは自分の出演作のタイトルを混同してしまう状態で、この3年、記憶障害に苦しんできたという。「父はアルツハイマー病です。進行具合を判断するのは難しい状態ですが、改善の余地はなく、悪化していくのは明らかです」とコメントしている。
エジプト生まれのオマーは、『アラビアのロレンス』のアリ酋長役でアカデミー賞助演男優賞にノミネート。同役でゴールデン・グローブ賞助演男優賞を獲得し、同時に有望若手男優賞も受賞している。また、1965年には『ドクトル・ジバゴ』でゴールデン・グローブ賞男優賞(ドラマ)の受賞を果たした。
最後に出演した長編映画は2013年の仏映画『ロック・ザ・カスバ(原題) / Rock the Casbah』だという。(澤田理沙)