ライトセーバーのルーツは、カメラ用ストロボの柄にあり!
初公開映像で知る『スター・ウォーズ』撮影秘話
『スター・ウォーズ』シリーズでおなじみの武器、ライトセーバーのデザインは、カメラのストロボの柄(え)から着想を得ていたことがわかった。開始があと3日に迫る『スター・ウォーズ』シリーズ6作のデジタル配信(販売)に含まれている新ボーナス映像「武器&初代ライトセーバー」の中で明かされた。
このアイデアを思いついたのは、アートディレクター、プロダクションデザイナー、長編映画監督など多岐にわたって活躍し、『スター・ウォーズ』ではセットデコレーター(装飾)を担当したロジャー・クリスチャン。当初ライトセーバーのイメージは「アーサー王の剣、エクスカリバー」だったというが、「当時はなかなか良いデザインのものが見つけられなかった」と振り返る。しかしある日何気なく開けた箱の中に入っていた、カメラのストロボの手持ち用の柄を見た瞬間、これだと思いジョージ・ルーカスに連絡したという。
さらに映像では、スカイウォーカーランチにある記録保管庫で展示担当でシニアマネージャーを務めているレイラ・フレンチが、ストロボの柄に棒を挿して完成させた初代のライトセーバーを披露。この棒にもいろいろな苦労があったようで、スタッフがライトセーバーの仮デザインらしきものを持って戦っている様子も映し出されるが、根元あたりからぽっきりと折れてしまい、あぜんとしているスタッフたちの姿も見ることができる。
シリーズ初の試みとなるデジタル配信(販売)では、今まで発売されたビデオ、レーザーディスク、ブルーレイやDVDに収録されてない新ボーナス映像が1エピソードにつき2個ずつ収録。新ボーナス映像「武器&初代ライトセーバー」は、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に収められている。(編集部・井本早紀)
『スター・ウォーズ』シリーズのデジタル配信(販売)は6月1日にスタート 6作同時配信