宮沢りえ主演作『紙の月』が初登場首位!『ベイマックス』の連続首位記録を6週で止める
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6月8日付のTSUTAYAレンタルDVD/ブルーレイランキングは『紙の月』が初登場で首位を獲得。『ベイマックス』の連続首位は6週でストップし、『オブリビオン』の連続7週首位の記録にはあと一歩届かなかった。
『紙の月』は宮沢りえが主演を務めたサスペンスドラマ。銀行の契約社員として働くまじめな主婦・梅澤梨花(宮沢)が、家庭で満たされない寂しさから顧客の孫である大学生(池松壮亮)と恋に落ちる。彼のために客の預金に手をつけたのをきっかけに、梨花の金銭感覚は次第に狂い始めていく。なお、同作で宮沢は第27回東京国際映画祭の最優秀女優賞に輝いた。原作は作家・角田光代による小説で、監督は『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八が務めた。
2位は『ベイマックス』、3位は初登場の『エクソダス:神と王』。題材は旧約聖書の「出エジプト記」に記されたモーゼの英雄譚(たん)。巨大王国エジプトで王家の養子として育てられたモーゼが、エジプト人に虐げられているヘブライ人を救うため、兄弟同然に育ったエジプト王ラムセスに反旗を翻す。モーゼを演じるのはクリスチャン・ベイルだ。
今週のもう一つの初登場作品が6位の『スパイ・レジェンド』。007シリーズなどで知られるピアース・ブロスナンがスパイにふんしたアクション映画だ。スイスで静かな引退生活を送っていた元CIAエージェントのピーター・デベロー(ブロスナン)は、モスクワでかつて愛していた女性に会いに行くが、その女性は彼の目の前で何者かに殺されてしまう。突如として発生した凄惨(せいさん)な事件は彼がかつて教育していたCIAエージェントの仕業で、悲劇の裏にはロシア大統領選をめぐる国際的な陰謀が隠されていたのだった。
今週のランキングは以下の通り(カッコ内は先週の順位)
1位『紙の月』(初登場)
2位『ベイマックス』(1位)
3位『エクソダス:神と王』(初登場)
4位『神さまの言うとおり』(2位)
5位『ワイルドカード』(3位)
6位『スパイ・レジェンド』(初登場)
7位『美女と野獣』(4位)
8位『ANNIE/アニー』(5位)
9位『96時間/レクイエム』(6位)
10位『ルパン三世』(9位)
今週は、10日に本田翼と東出昌大が出演するラブストーリー『アオハライド』と、アクション映画『ミュータント・タートルズ』がレンタル開始となる。これらの順位と共に、『紙の月』が2週連続首位獲得なるかに注目したい。(取材・文:相良智弘)