田中泯、民放ドラマ初出演!決め手は堤真一
日本を代表するダンサーの田中泯が、7月8日放送開始のフジテレビ系ドラマ「リスクの神様」(夜10時~)で、民放ドラマ初出演を果たすことがわかった。出演の決め手について田中は、「堤真一さんが主演するドラマであるということです。それ以外にないですね(笑)」とキッパリ。プライベートでも親交が深いという堤と、2006年の映画『地下鉄(メトロ)に乗って』以来9年ぶりに共演する。
本作は、企業の不祥事や個人のトラブルに巻き込まれた人を救う、危機管理専門家たちの活躍を描く本格社会派ドラマ。田中が演じるのは、病を抱えた車いすの老人・関口孝雄というミステリアスな役どころ。すでに、戸田恵梨香や森田剛、古田新太、志賀廣太郎、山口紗弥加、満島真之介、吉田鋼太郎、小日向文世ら演技派俳優たちの出演が発表されており、演技合戦にも注目だ。
田中は、1966年から数多くのモダン・ダンス公演に出演、1974年からは独自の舞踏を求めて活動してきた、さまざまな受賞歴を誇る舞踏家。映像作品初出演となった映画『たそがれ清兵衛』では、第26回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞と新人俳優賞を受賞している。
豪華な共演者について田中は、「他の方々が、どういう演技をされるのかなぁというのは、一応頭の中にありますけど、僕は本当に“ど素人”で、何ができるわけでもないので、むしろあまり想像しないようにしています」とコメント。「仕事の中で、どういうお付き合いができるか、ということが第一だと思いますので、まずは現場で知り合って、しゃべり合わずとも“演技の瞬間、瞬間”にどういうものを感じ合えるのか、そこが重要だと思っています」と心境を語った。
一方、自身が出演の決め手になったことについて「ありがたいですね」と話す堤は、田中を自分の父親に重ねている部分があるそうで、「共演させていただくにあたっては、いい意味で芝居を意識せずにできるのではと思っています」と共演を喜んだ。さらに、初対面のときのことを「正直、泯さんのことをよく知らなかったのですが、“ただ者ではない”と感じました。他の方とは存在感が圧倒的に違いますし、お話をさせていただいても、学ぶことだらけです」と振り返る。
続けて、「仕事でご一緒できることは、なかなかないので、泯さんが選びに選んだ作品でご一緒できるのは光栄です。泯さんは台本を読まれて、“こういうドラマをやらなくてはいけないね”とお話されていましたので、もちろん作品の内容にも共感いただいているのだと思います。ドラマの内容が、僕の恋愛話だったら、出演いただけていないと思います(笑)。泯さんの空気感を味わえることを、楽しみにしています」と本作への自信をのぞかせつつ、期待を膨らませた。(編集部・吉田唯)
ドラマ「リスクの神様」は7月8日夜10時よりフジテレビ系にて放送