斎藤工、河瀬直美監督に初対面で壁ドン…も心動かせず
俳優の斎藤工が14日、シネスイッチ銀座で行われた映画『あん』の3夜連続大ヒット御礼トークイベントに、本作のメガホンを取った河瀬直美監督と出席した。斎藤は初対面だという河瀬監督と仲良く腕を組んで入場すると、この日のイベントのオフィシャルカメラマンでもある国際的人気カメラマン、レスリー・キーのリクエストに応え、イベント前に楽屋で河瀬監督に壁ドンをしたとにこやかに明かした。
ドリアン助川の小説を映画化した『あん』は、どら焼き屋「どら春」で働くことを志願した樹木希林演じる老女・徳江と、「どら春」の雇われ店長・千太郎(永瀬正敏)、常連客ワカナ(内田伽羅)らの心の交流を描いたヒューマンドラマ。斎藤は同作には出演していないが、男性にも千太郎の気持ちになってもっと同作を観てほしいという河瀬監督の願いから実現した、男性ゲストを招く3夜連続のトークショーの1夜目にゲストとして参加することになった。
斎藤は尊敬しているという河瀬監督をエスコートして入場すると、河瀬監督から「ごちそうさまでした」と声を掛けられ照れ笑い。イベント前の写真撮影でレスリーから「工には壁ドンをしてもらわないと」とリクエストを受けたと明かし、「“初めまして”でいきなり壁ドンなんて照れてしまった」と恥ずかしそうに告白した。
しかし、肝心の河瀬監督は斎藤の壁ドンに無反応だったといい、「河瀬さんはぴくりとも心が動いていなかった」と斎藤。その後は逆に河瀬監督から壁ドンを受けたといい、「レスリーのフィルムに収められています。どこかで見られるかもしれませんよ」と笑顔を見せた。
河瀬監督はそんな斎藤について「目を合わせたのは初めてだったけど、やっぱりかわいいなって思いました。飼っときたいなって思いました」とニコニコ。斎藤に「映像のお仕事を一緒にしたい。何の役がいいか考えておきます」と声を掛けるなど、息の合うトークで会場を盛り上げていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『あん』は公開中