NBAの生きる伝説マジック・ジョンソンも激賞!キング牧師を初映画化『グローリー』プレミア映像
マーティン・ルーサー・キングJr.牧師を初めて映画化した『グローリー/明日(あす)への行進』のプレミア試写会の模様を収めた映像が公開され、同試写会に来場したNBAの歴史に名を刻む伝説のバスケットボール選手・マジック・ジョンソンが、「傑作だった。パワフルなメッセージだ」と激賞する姿が披露された。
コモン&ジョン・レジェンドが歌う主題歌「Glory」が、第87回アカデミー賞歌曲賞を受賞した本作は、アメリカ公民権運動が盛り上がりを見せる1965年に、キング牧師先導のもと決行されたアラバマ州セルマからモンゴメリへの世紀の大行進を描く感動作。『大統領の執事の涙』『インターステラー』などのデヴィッド・オイェロウォがキング牧師を熱演し、トム・ウィルキンソン、ティム・ロス、オプラ・ウィンフリーらベテラン俳優陣が脇を固めた。メガホンを取ったのは、エヴァ・デュヴァネイ監督。
映像には、実際にセルマを行進した人たちを集めて行われたプレミア試写会の様子が収められている。監督は、「これは本当に重要な試写会よ。映画のモデルとなった方々が観にくるから」と緊張した面持ちで、製作のオプラ・ウィンフリーも「実際にあの橋を行進した皆さんとこの映画を観られることは本当に光栄なことです。映画を観て、皆さんと祝福したいと思います」と同作を実際のデモ行進の参加者に観てもらえることに、感激を隠し切れない様子。
また、キング牧師という時代を象徴する人物を演じ、その代名詞ともいえる名演説を見事に表現したデヴィッドが、「今夜、キング牧師の信念を感じる」と感極まって涙を流すシーンも。スタッフ、キャスト共に並々ならぬ情熱を注ぎ、ついに映画化されたキング牧師の物語。困難を極めた製作の果てに待っていたのは、嵐のようなスタンディングオベーションだった。(編集部・吉田唯)
映画『グローリー/明日(あす)への行進』は6月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国順次公開