「テラスハウス」新作が制作決定!住人を世界中から募集
会員数約6,200万人、世界50か国に配信している世界最大のインターネット動画配信ネットワークNetflixとフジテレビが、オリジナルコンテンツを制作していくことに合意。17日、フジテレビ本社屋で会見が開かれ、オリジナルコンテンツ第1弾としてフジテレビのリアリティー番組「テラスハウス」の新作と、新作連続ドラマ「アンダーウェア」が制作されることが発表された。
「テラスハウス」は2012年から2014年まで放送された、シェアハウスに同居する男女6人の青春模様を記録したフジテレビの人気番組。新作は今秋全18話での配信を予定。本日より番組のオフィシャルサイトを通して、新しい住人となるメンバーを世界規模で募集している。
Netflix社代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏は「フジテレビが素晴らしいコンテンツのクリエイターであり、多くの視聴者を抱えているのも魅力ですが、何よりフジテレビのこれからのビジョンに共感をしました」と切り出すと、「今回の機会を通じて日本の素晴らしい番組を世界に向けて発信していく大きなチャンスになると思います」とコメント。新作の「テラスハウス」についても触れ、「ブランド力もあり、たくさんの若い世代に支持されている人気番組」と期待を寄せているという。
また今回のオリジナルコンテンツプロジェクトは、Netflixから持ち掛けて実現したとのこと。今後はNetflixが力を入れているドラマを中心に、さまざまな番組を制作していく予定。フジテレビの常務取締役である大多亮氏は、フジテレビのコンテンツが世界へ発信されていくことについて「意外なところで意外な人が見てくれているというのは、作り手としてはこれほどうれしいことはない」と喜びを語った。
連続ドラマ「アンダーウェア」はフジテレビの制作する新作オリジナルドラマで、高級下着メーカーに就職した主人公が新たな価値観の世界でアメリカンドリームならぬジャパニーズドリームをつかむという物語。キャストなどは未定。いずれもNetflixで独占先行配信された後、動画・コミック配信サービス「フジテレビオンデマンド」での配信も予定している。(取材・文:名鹿祥史)